マフィア
cv.
梶裕貴
「どうせいつかはくたばるんだ。
違うのは、それが早いか遅いかってだけさ。」
幼少時代のトラウマから世間への憎悪を抱くようになった彼は、42シティの全市民を抹殺することを目的に行動している。生まれ持った高い知能と舌先三寸で人々を篭絡し、その目的に向けて着々と駒を進めている。近頃42シティで起きた連続殺人は、すべて彼の仕業である。彼は他人の感情に共感することができず、それゆえに目的のためならば敵味方を問わず道具として利用することができる。
[処刑]夜ごとにプレイヤー1人を殺すことができ、マフィア同士で会話ができる。
スパイ
cv.
川澄綾子
「あなたのために情報を盗みます」
幼少よりプロとしての訓練を積んできた彼女は、敵側の情報を調べることにおいて凄まじい才能を見せたため、その才能を欲する者たちによって利用されてきた。幼年期のおぞましい記憶が原因で誰にも本心を見せることがなく、誰にも信頼を寄せない性格となったが、彼女を地獄めいた日々から救い出してくれたマフィアのことだけは固く信頼しており、唯一心を預けている。今となっては、全生涯をかけてマフィアのために尽くすことだけが生きる目的である。
[諜報]夜ごとにプレイヤー1人を選び、職業を確認できる。
[接触]接触前の夜ごとにプレイヤー1人を選び、マフィアかどうかを確認できる。
獣人
cv.
安元洋貴
「血…血……血」
昼間は温和で知的な人物として振る舞うが、夜になると獣の姿に変貌し、人間の血を渇望する。自らの危険性を誰よりもよく知っている彼は、生涯、正体を隠して衝動を抑えてきた。血への渇望に苦しんでいたときにマフィアと出会い、ひとたび欲望を解放したのち、彼に従うようになる。
[渇望]夜に選んだプレイヤーがマフィアに処刑されるか自分がマフィアに選ばれた場合、マフィアに手懐けられる。手懐けられた後は、プレイヤーを排除することができる。
[敏捷]マフィアに攻撃されても死なない。
マダム
cv.
鬼頭明里
「ねぇ、そこの可愛いお兄さん!
よかったらうちでお茶していかない?」
やや子供っぽく感じられるほどに明るく快活な彼女の正体は、42シティの裏社交界の大物として君臨するマダムその人である。42シティの裏社会に属する者は皆彼女に魅了されており、彼女のためならば命を投げ打つことすら厭わない。うら若い彼女がなぜ裏社交界に君臨する存在になれたのか、その真相は今なお42シティ最大の謎として語り継がれている。
[誘惑]投票した相手が固有能力を夜まで使用できないようにし、マフィアだった場合は接触する。
[接待]マフィアを誘惑すると互いの正体に気づき、夜に会話できるようになる。
盗人
cv.
下野 紘
「盗んでないよ、ちょっと借りるだけ」
裕福な家に生まれ育ったが、両親の無関心と融通の利かなさに腹を立て家を飛び出した彼は、自らが盗むことに関して天賦の才を持っていることを悟る。お尋ね者として名を馳せていた彼は、たまたま出会ったマフィアの持ち物をいつものように盗もうとしたが、様々な犯罪に精通しているマフィアによって初めて手口を見抜かれる。盗人の類まれな才能を看破したマフィアは、彼を罰しようとはせず、陣営になることを提案した。盗人はこれを受け入れ、マフィア陣営に加わった。
[盗癖]投票時間にプレイヤー1人を選び、その者の固有能力を夜まで使用することができる。
[教練]マフィアの職業を盗んだ場合、マフィアに加わり、夜に会話ができるようになる。
魔女
cv.
釘宮理恵
「キミは、あたしを楽しませてくれるの?」
42シティ郊外の森の外れにある小屋に一人で暮らしている魔女。様々な呪いと魔法に精通している彼女は、代わり映えしない毎日に退屈さを覚えており、常に退屈しのぎになるような面白いことを探している。近頃は色々な趣味に耽っているが、42シティに出かけていき、市民にこっそり呪いをかけてカエルに変身させるといった悪辣な趣味も嗜んでいる。ある日、42シティ破壊を目的に活動するマフィアに偶然呪いをかけた彼女は、彼の計画に興味を覚え、自らの力を貸すことを決める。
[呪い]夜ごとにプレイヤー1人のニックネームを書き留め、次の日の昼までカエルに変身させる。
科学者
cv.
伊瀬茉莉也
「貴重なサンプルで溢れる都市…
あぁ、夢みたい!」
世界最大規模のバイオ企業であるバタフライ・コーポレーションは、利益のためならばあらゆる手段を厭わず、いよいよ残虐非道な42シティのマフィアと手を結ぶまでに至った。そのような悪徳企業から、超常の能力者がひしめく42シティでの生体実験を目的に派遣されたのが彼女―科学者である。マフィアの協力のもとに42シティ市民の生体データを収集し、極秘実験の準備を進めることが当面の任務となる。天才的な科学力を持つ彼女は、自らを実験台にすることで特別な肉体を手に入れることに成功している。死をも克服するだけの超越的な再生能力を獲得した彼女は、現代医学が死亡と断定する状態に至ろうとも、エネルギー供給機能を持つ再生装置に一定時間入るだけで意識を回復し、あらゆる身体機能を正常化させることが可能である。この呪われた体質は、マフィアの支援のもとに42シティ市民への実験において有効に活用されることだろう。
[再生]死亡した次の日の夜に復活する。
[癒着]死亡するとマフィアに加わり、夜に会話ができるようになる。
警察
cv.
森川智之
「必ず真実を突き止める」
代々警察官の家系に育った彼は、歴代一位の成績で警察学校を卒業したエリートである。文武両道に優れ、徹底した英才教育で類まれな正義感を培った彼は、常に他の模範となるよう努め、今や崩壊寸前となった42シティの治安を回復し、はびこる犯罪を撲滅しようと孤軍奮闘している。あらゆる面で完璧な彼ではあるが、弱者に対する過剰な気遣いが弱みに働くことがあり、特に女性に対して強気に出られないことがアキレス腱となっている。
[捜索]夜になるとプレイヤー1人を選び、マフィアかどうかを確認できる。
自警団員
cv.
釘宮理恵
「さぁ、今こそ私達の手で始末をつけるべき時だ。」
権力者の無能により治安が崩壊し、あらゆる種類の犯罪がはびこる42シティ。この都市で市民の安全は風前の灯火のように危うい。やがて己自身が犯罪のターゲットになったとき、人はその災厄に抗う術を持たない。無能かつ弱腰な警察が彼女の家族を守れなかったのも道理である。大切なものを失った時、彼女は自ら武器を取ることを誓った。今や彼女は防衛隊を束ね、悪党の手から市民を守るために戦っている。
[粛清]夜にプレイヤー1人を選び、マフィアだった場合は処刑する。
医師
cv.
子安武人
「何人であろうと命の重さは同じです」
医師という高収入の職業でありながら、困窮している者を放っておけない性格ゆえに質素な生活を送っている。患者を治す行為に善悪の区別をつけないことを鉄則としており、貧しい者には無償治療も厭わない。卓越した腕前と献身的な精神で誰よりも多くの命を救ってきた彼は、その胸の内には悲しい事情を抱えている。
[治療]夜になるとプレイヤー1人を選び、処刑から治療する。
軍人
cv.
小西克幸
「クソッ、面倒なのが一人、
混ざり込んできたみたいだな…」
貧しい家計を助けるため、若くして入隊を志願した彼は、血みどろの努力を重ねた末、比較的若い年齢で様々な実戦経験を詰み、42シティで最も腕の立つ軍人であることを認められるに至った。人並外れた強靭な精神力を有する彼は、警察とは幼い頃から苦楽を共にしてきた大親友であるが、弱者と見なした相手を信頼しすぎる親友を常に案じている。最近42シティで繰り広げられている数々の事件を不審に思い、成り行きを注視している。
[防弾]マフィアの攻撃を1回防ぎ、自分を撃ったマフィアが分かる。
[不寝番]マフィア陣営に職業を調べられた場合、そのプレイヤーの職業が分かる。さらに、補助効果を無効化する。
政治家
cv.
森川智之
「3分だけ演説の時間をくれないか?
誰だろうと犯罪者に仕立ててみせよう」
42シティの次期市長と目されている有力な政治家である彼は政治の力を使って、無能で腐敗しきった現在の42シティを改革するための計画を立てている。その巧みな手腕は狡猾を通り越して老獪の域に達しており、彼の言葉に耳を貸したが最後、その弁舌と振る舞いを前にして説得されなかった者は一人としていない。人はあまりに容易く扇動に乗ってしまうのだ。その事実を誰よりも身に沁みて体感してきた彼は、市民を今よりさらに正しい方向へと導くためにその能力を振るっている。すべては42シティの平和と繁栄のために。
[処世]プレイヤー間の投票による処刑を受けない。
[論客]投票時、2票として数えられる。
霊媒師
cv.
鬼頭明里
「あなたには聞こえませんか?
彷徨う魂の声が…」
いつ頃からか、人には聞こえない声が自分にだけ聞こえることに気づいた彼女であったが、家の大人たちに怒られることを恐れ、その事実を隠したまま成長してきた。今や亡者たちと話し合い、その無念を晴らしてやることが日常となっている。そのためか同年代に比べてずっと大人びており、実際に聡明であるが、その内面には未だ悪戯っぽい少女の顔が秘められている。
[降神]死者同士の会話を聞くことができる。
[成仏]夜ごとに死亡したプレイヤー1人の職業を確認し、成仏(チャット不能)状態にできる。
ハッカー
cv.
花江夏樹
「ゴミデータを分析したところで、
ろくな結果は出やしないぞ?」
天才的なハッキングの腕で望むものは何でも手に入れることができていた彼は、常日頃、自らの実力を世に知らしめたいと願っていた。完璧に整えられた記事に誤記を混ぜ込んでおいたり、患者名簿の年齢をいじるなどのイタズラじみたことで始まった彼のハッキング行為は、やがて都市の公式発表文を丸ごとすり替えたり、個人情報を抜き取るなど、日ごとに大胆さを増していった。ついには銀行のネットワークにまで手を出すようになったが、当局の執拗な追跡により、いよいよ尻尾を捕まえられることとなった。社会秩序を乱した報いとして余生は牢屋暮らしになると思われたが、彼の腕前に目をつけていた権力関係者により、禁固刑を免れることを条件に市民社会に貢献するプロジェクトに強制参加させられた。\n自らの能力で他人を助けられることを知って以来、人に迷惑をかけてばかりだった過去を悔やみ、ハッカーとして社会に貢献することを心に決めた。ハッキングした場所にトレードマークである子犬のキャラクターを置いておくことで知られ、今やそのマークは悪意あるイタズラを示すものではなく、市民社会に貢献せんとする善意のシンボルとなっている。やや傲慢で横柄な態度から周りの者を怒らせがちだが、その胸の奥には理想社会の実現という夢を秘めている。今や彼は裏の世界でホワイトハッカーとして市民のために活躍しており、現在は非倫理的な実験を行っている疑いがある巨大企業のネットワークに潜り込むためのプロジェクトを秘密裏に進めている。
[ハッキング]昼にプレイヤー1人を選び、夜になると職業を確認する。
[プロキシ]昼にプレイヤー1人を選び、夜のうちに自分に対して発動する能力を転嫁する。
極道
cv.
下野 紘
「てめぇは引っ込んでな」
裏社会で最強の名を欲しいままにしているが、それは自ら望んで選んだ生き方ではなかった。勉強嫌いだった彼は、人と違った道を模索していたが、そうこうしているうちに裏世界で最強の座にまで上り詰めてしまったのだ。人は皆彼を恐れるが、彼は弱い者には拳を振るわぬという矜持を貫いている。血気盛んな性格ゆえに数々のトラブルを引き起こし、誰に対してもぶっきらぼうに接するが、内心では自らが暮らす42シティを人一倍愛している熱血青年である。
[恐喝]夜ごとにプレイヤー1人を選び、次の日の投票時に投票できなくさせる。
テロリスト
cv.
伊瀬茉莉也
「肉体など、とっくに信念のために捧げている」
幼少時に軍事組織にさらわれた彼女は、己の感情を断ち切り、作戦遂行に専念するように訓練を施された。機械同然の生き方をしていたが、初めて深い信念を宿させてくれる相手に出会い、組織からの脱出を決行、成功した。現在の彼女は、腐敗した42シティ首脳部の抹殺を目論む反乱軍に身を置いている。幼年期の経験から普段は感情を極限まで押し殺しており、決して表に表さない。彼女はひたすら己の信念のためだけに戦い、そのために生きている。彼女が身につけている戦闘技術と鍛え抜かれた肉体は、あくまでも目的達成のために捧げる供物にすぎないのである。
[自爆]夜ごとにプレイヤー1名を対象に選び、そのプレイヤーがマフィアであり、そのマフィアが自分を処刑したなら一緒に死亡する。
[散華]投票により処刑される際、プレイヤー1人を選び、処刑の道連れにできる。
心理学者
cv.
小清水亜美
「あなたの心は偽りだらけのようね」
42シティのエリート官僚の愛娘である彼女は裕福な家庭に恵まれて何不自由なく育った。人の行動を裁いて有無罪を下す親の影響を受け、彼女も人の行動を分析する勉強に励んでいる。まだ若いのにとてつもない才能でいつも人が思っていることを当てるが、天才的な実力と過剰な自信、短気で気まぐれな性格から周りからは高慢だと批判されることもある。最近立て続けに起きている恐るべき事件の犯人を探しているとの話を聞いて、自分の能力を使って犯人を類推してみせると心に決める。
[観察]夜ごとに自分を除いたプレイヤー2人を選び、同じ陣営であるかを確認する。
盗掘屋
cv.
子安武人
「さて、掘り出し物を探すとするか」
真夜中の共同墓地で、屈強な体躯をした何者かの影を見た―そのような目撃談が、42シティの都市伝説となってまことしやかに語り伝えられている。彼は常に寡黙な表情で己の仕事をこなす。その仕事とは、死者の墓を暴き、文字通りの掘り出し物を見つけることである。常に無表情であるため、人々は彼が何を考え、どのような感情を覚えているのかを知りようがない。あるいは、彼には感情そのものが欠落しているのかもしれない。彼が明日にでも豹変しないという保証はどこにもないのである。
[盗掘]1回目の夜に1人が死亡したなら死亡したプレイヤーの職業を獲得する。
[略奪]盗掘に成功した場合、プレイヤーの職業を市民または悪人にする。
魔術師
cv.
花江夏樹
「魔術師が消えても魔術は続きます」
彼は常に42シティを転々とし、己の優れた魔術の腕をもって市民を楽しませている。42シティでの出世や権力には関心を持っておらず、魔術師として気ままな放浪生活を楽しんでいた。しかし、最近立て続けに起きている恐るべき事件について偶然知った彼は、事件の真相とその黒幕を暴くために、自らの能力を用いて事件解決に貢献する決心をするに至った。
[奇術]プレイヤー1人にトリックをかけ、自分が死亡する際にそのプレイヤーと自分を入れ替える。
聖職者
cv.
甲斐田裕子
「闇が光に勝つことなどない」
全市民の尊敬を一身に受ける宗教指導者。名家の出であり、霊的な能力を受け継いだ彼女は、その敬虔な信仰心により奇跡をなすほどの境地に達していると噂されている。弱き者、善良な者に対してはどこまでも慈悲深く温かいが、悪しき行いに対しては鉄のように厳しく、断固とした態度を示す。最近勢力を増しているカルト宗教が市民に害をなすのではないかと案じており、常に警戒している。
[蘇生]夜に死亡したプレイヤー1人を復活させる。
[信仰]教祖からの布教を受けない。
恋人
cv.
(男)小山力也 / (女)川澄綾子
「最期の瞬間まで、僕が君を守ろう」
「最期の瞬間まで、私があなたを守る」
学生時代から交際を続けてきた二人は、自由奔放な今時の若者には珍しく、真剣な愛を育むカップルである。あらゆる犯罪がはびこる危険極まりない42シティにおいて、二人はいつでも相手のために自らを犠牲にする覚悟を持っている。長く育んだ真実の愛が実を結び、いよいよ未来を誓い合う仲にまで進展した二人だったが、幸せな結婚を目前にして、バラ色に思えたカップルの前途に試練が降りかかる。
[恋愛]夜になると二人きりで会話できる。
[犠牲]双方生存している状態で夜に片方がマフィアの指定を受けて処刑された場合、もう片方が身代わりとなって死亡する。
預言者
cv.
伊藤健太郎
「その日は必ず訪れるぞ」
みすぼらしいなりでブツブツ独り言を呟く彼は、42シティ中の者から狂人扱いされている。しかし世界中の人に嗤われようと、少しも意に介さない。42シティにはびこる犯罪者と腐敗した権力者が裁きを受ける「その日」は必ず訪れる。その未来がはっきりと見えているがゆえに、彼は黙々と予言の日を迎える準備を進めるのである。
[啓示]4回目の昼まで生き残った場合、自分の属する陣営が勝利する。
公務員
cv.
甲斐田裕子
「公共の場では秩序を守ってください!」
長年同じ職でずっと行政業務に勤めている職員であり、任された仕事はきちんとやり遂げていると自負している。しかし、やったことのない違う仕事はまったくやろうとしないため、出世とは縁のない人生を送っている。変化を恐れ、安定的な都市で穏やかに暮らすことが最大の徳だと思っている彼女は最近、都市内で起こる新たな犯罪の原因を調べて安定的な暮らしに戻ることを目標に働いている。
[照会]夜ごとにプレイヤー1人を調べ、そのプレイヤーがマフィア陣営ではない特定職業を持っているのか確認できる。
看護師
cv.
「...」
常に笑顔を絶やさず、沈黙を保っている彼女は、果たしてどのような能力を持ち、どのような役目を担っているのだろう。平凡に暮らす市民のように見える彼女は、秘められた才能と能力を持っている。彼女は幼少時のある事件により声を失ったが、恩人に出会ったことで生まれ変わり、今でも彼の最も近くにいながら、空っぽの自分を引き取ってくれた恩を返している。
[看護]医師から処方を受け取った状態で医師が死亡した場合、夜ごとにプレイヤー1人を選び、マフィアの攻撃による傷を治療することができる。
[処方]医師の「治療」能力の対象になると接触し、お互いの存在を確認する。
記者
cv.
小清水亜美
「世相が暗い時ほど、報道という名の灯火は明るく輝きます」
ただがむしゃらに勉強すれば幸せが手に入ると思っていた学生時代の期待に反して、大人になって身を置くことになった社会という場所は、様々な不条理に満ちていた。社会の理不尽と不正を暴き、それを正すため、彼女は記者になる道を選んだ。時おり間の抜けた姿を晒すこともある彼女だが、誰よりも勇敢かつ誠実に真実を追い求め、己の職務を果たしている。
[特ダネ]1回目の夜以外の夜にプレイヤー1人を選び、次の日の朝、プレイヤー全員に調べた事実を知らせる。
[報道規制]1回目の夜は「特ダネ」を発表できない。
私立探偵
cv.
小山力也
「不可能を取り除いた後に残るもの、
いかに奇妙であったとしても、それが真実です」
長く迷宮入りしていた未解決事件との戦いは、常に刺激に満ちている。彼が探偵事務所を営むのは金や名誉のためではない。真実をめぐる血みどろの攻防を楽しんでいるがためである。そんな彼にとって、様々な犯罪が横行する42シティは最適の場所に他ならない。彼は常に冷徹さを失わず、いかに些細な手がかりであっても漏れなく記録し尽くし、事件の解決に役立てる。ありとあらゆる事件を解決してのけ、当代随一の探偵として名を馳せていた彼のもとに、ある日、目が覚めるほど興味深い事件の依頼が舞い込む。
[推理]夜にプレイヤー1人を調べ、そのプレイヤーが誰に能力を使ったのか確認できる。能力使用を目撃できなかった場合、「推理」能力を再使用できなくなる。
傭兵
cv.
安元洋貴
「金で買えないものはないさ。
もちろん人の心もな」
お金さえ払えばなんでもやってくれる人のように見えるが、罪なき者の命は奪わないという原則を守りながら依頼を受けてきた。たまたま42シティに帰ってきた彼は最近立て続けに起きている連続殺人事件に興味を持つようになり、これが単なる殺人事件ではないという判断に至る。直感的に事件の黒幕があることに気づいた彼は、犯人を追うために誰からも依頼を受けてないのに自分だけの依頼を実行し始める。
[依頼]ゲームが始まると、マフィアではないプレイヤー1人が依頼人として指定され、その依頼人が夜の間に死亡されると、夜ごとにプレイヤー1人を処刑することができる。
判事
cv.
伊藤健太郎
「私の判決に逆らう者は全員死刑だ!」
高位の裁判官の中でも取り分け強い影響力を持つ彼の判決に異議を唱えられる者は、少なくとも42シティ内には存在しない。その高い地位と振る舞いゆえか、一般市民は彼のことを腐敗した権力集団の一味であろうと見なしているが、実は彼もまた、42シティの無能な現体制に深刻な懸念を抱いている一人である。そのため、自らの権限と地位を利用し、権力層を打破せんとする秘密組織を密かに支援している。
[宣告]賛否の結果が自分の選択と異なる場合に正体を現し、判事の選択により賛否が決まる。正体を現した後は、投票の結果をすべて判事が決める。
教祖
cv.
鳥海浩輔
「手を取り合い、共に救済の世界へと向かいましょう」
彼にとって42シティの市民は、扱いやすいオモチャのような存在でしかない。淀みのない弁舌と、相手の心理の隙を突き丸め込む独自の布教テクニックをもってすれば、いかなる相手も己を崇拝するように仕向けることが可能だからだ。笑顔のポーカーフェイスの下には、いつか42シティの全市民を自らの手中に収め、都市全体を掌握するという邪悪な野望がうごめいている。すべての計画が順調に進んでいるかのように見えたある日、彼は己の洗脳術が通用しない一人の男に出くわした。不確定要素との突発的な出会いが、彼に新たな愉悦を与えてくれている。
[布教]奇数回目の夜ごとにマフィアと聖職者以外のプレイヤーに布教でき、夜ごとに教祖陣営に発言を送ることができる。
狂信者
cv.
小西克幸
「俺はあの方に選ばれたんだ!」
教祖が42シティに伝播している新宗教の教理を偶然聞いて、彼の人生は180度変わってしまった。身魂をなげうって教祖を崇拝するようになった彼は教祖の言う通りに混乱の続く42シティがやがて崩壊し、新しい救済の世界が訪れると信じている。自分の顔を隠そうといつも仮面を被っているため、教祖の信者になる前にはどのような人生を生きてきたかほとんど知られていない。自分は選ばれた者だと称しながら、教祖に会って救われる日を待ち望んでいる。
[追従]夜ごとにプレイヤーを選択して布教された状態であるかを確認し、教祖の場合は自分が布教される。教祖が死亡した場合は教祖の能力を受け継ぐ。